地域医療の現場から
「地域医療の現場から」では、3つのテーマに沿って、地域医療に係わるトピックスや専門資格を有する医療従事者の声をお届けします。
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地域連携
地域の多職種による取り組みについて、実際の地域・施設への取材をもとにその内容やエッセンスを発信していきます。
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知るシリーズ
医療従事者の関心が高い取り組みについて実践されているご施設への取材をもとに情報を提供していきます。
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聞くシリーズ
各種専門資格をお持ちの医療従事者への取材をもとに、その取り組み内容や資格の魅力を発信していきます。
コンテンツ一覧<最新順>
- 聞くシリーズ 専門資格者の取り組み 腎臓病療養指導士の魅力 慢性腎臓病(CKD)は、患者数が成人の8人に1人にのぼると推計され、新たな国民病ともいわれています。一度、損なわれた腎機能を回復させることは不可能であり、進行すると透析導入に至るリスクがあるため、患者さんの予後と生活の質に重大な影響を及ぼすだけでなく、医療経済的にも大きな問題となっています。
CKDの重症化抑制には多職種によるチーム医療が効果的であり、このチーム医療を担う人材を確保するため2018年に腎臓病療養指導士の資格制度がスタートしました。今回は、CKDのチーム医療と腎臓病療養指導士制度の普及に尽力している阿部雅紀先生(日本大学医学部内科学系腎臓高血圧内分泌内科学分野主任教授)と、同病院でいち早く資格を取得した看護師、管理栄養士、薬剤師の皆さんにお話を伺いました。 - 知るシリーズ 心不全再発防止の取り組み 心不全再発防止の取り組み 日本人の死因の2位である心疾患のなかで、もっとも多いのが心不全であり、高齢化に伴って心不全の患者数は、さらに増加しつつあります。高齢の心不全患者さんは急性増悪を繰り返すことが多く、患者さんの予後を改善するためには心不全の再発、それに伴う入院を防止することが重要です。今回は浦添総合病院で心不全再発防止に向けた取り組みについてお話を伺いました。
- 聞くシリーズ 専門資格者の取り組み 透析領域における臨床工学技士の魅力 透析専門病院で臨床工学科の科長として後進の指導に尽力し、さらに一般社団法人大阪府臨床工学技士会の会長も務める小北克也先生に、透析医療を担ううえでの臨床工学技士の役割とやりがい、今後の課題、臨床工学技士という職業の将来などについて、お話をうかがいました。
- 地域連携 薬剤師 電子処方箋導入(広島県広島市安佐地域) 2023年1月26日から全国で運用が始まった「電子処方箋」。これに先駆けて、厚生労働省は2022年10月末から電子処方箋のモデル事業を実施し、選定した4地域で運用プロセスの検証や課題整理などを行ってきました。
今回は、モデル事業の対象地域の一つである広島県広島市安佐地域で電子処方箋の先行導入を進めてきた薬剤師の先生方にお集まりいただき、具体的な取り組み内容や導入の成果とその課題、導入する際のポイントなどについてお話を伺いました。 - 知るシリーズ 外来心臓リハビリテーション 外来心臓リハビリテーションの取り組み 群馬県南部の高崎市にある櫻井医院では心臓リハビリテーション科を開設し、外来心臓リハビリテーションを提供しています。
循環器専門医であり心臓リハビリテーション指導士でもある院長の櫻井繁樹先生が中心となって月に延べ約250人の患者さんに運動や生活の指導を行っています。櫻井先生のほか、心臓リハビリテーションに関わる多職種の方にお話を伺いました。 - 知るシリーズ パーキンソン病多職種連携 パーキンソン病多職種連携 人口の高齢化に伴ってパーキンソン病(PD)の患者さんが増え続けており、医師だけでなくさまざまな医療従事者による支援のニーズが高まっています。今回の座談会では、医師・看護師・薬剤師・理学療法士の代表が集まり、PD患者さんのサポートのために各職種が持っている力をどう発揮し、連携していけばよいのかを話し合っていただきました。
- 地域連携 糖尿病 糖尿病地域連携(北海道旭川地区) 旭川市を含む上川中部医療圏は、北海道の中央に位置し、約38万人の人口を有しています。2022年の高齢化率は約34.9%と、全国や北海道の平均より高めであり、少子高齢化が進展する地域です。中心となる旭川市は医療機関数が多く、医療資源に恵まれている一方で、糖尿病診療では地域連携が十分に進められておらず、重症化や合併症を予防する体制を確立 できていませんでした。そこで、行政と旭川市内の基幹病院が手を組み、北海道のモデル事業として糖尿病地域連携クリティカルパス(以下、地域連携パス)の運用を行いました。今回は、地域連携パスの運用に注力した基幹病院とパスを活用しているかかりつけ医の先生方ならびに行政の担当者にお集まりいただき、地域連携のメリットなどについてお話しいただきました。
- 知るシリーズ 腎臓リハビリテーション 透析患者さんの腎臓リハビリテーション 岡山県倉敷市の医療法人創和会しげい病院は、1968年にキール型透析装置を導入して岡山県で最初に透析医療を始めました。また透析患者さんに腎臓リハビリテーション(以下、腎臓リハビリ)をいち早く提供し、患者さんが自立した生活を続けられるよう尽力しています。
今回は、院長の有元克彦先生を中心に、腎臓リハビリに関わる多職種の皆さんにお集まりいただき、その目的や内容について、それぞれの立場からお話を伺いました。 - 地域連携 慢性腎臓病 CKD地域多職種連携(静岡県富士市) 静岡県東部の富士市は、重症のCKD(chronic kidneydisease:慢性腎臓病)や高血圧の患者さんが多い地域でありながら、人口10万人あたりの医師数が全国に比べて少ないことが特徴です。社会の高齢化に伴いCKD患者さんのさらなる増加が予想される中、CKDの医療体制を整えるために富士市立中央病院を中心に“富士市CKDネットワーク”が発足し、活動開始から約10年が経過しました。今回は、ネットワークに関わる関係者にお集まりいただき、発足のきっかけや成果、現在の課題などについて語っていただきました。
- 聞くシリーズ 専門資格者の取り組み パーキンソン病療養指導士の魅力 2022年4月に誕生した資格「パーキンソン病療養指導士」を取得して活躍されている菅久美先生に、パーキンソン病診療での多職種連携、看護師の役割、パーキンソン病療養指導士のやりがいなどについてお話を伺いました。
- 知るシリーズ 糖尿病薬剤師外来 糖尿病薬剤師外来の取り組み 糖尿病薬剤師外来を開設し、日本糖尿病療養指導士という資格を生かしてご活躍されている福井宗憲先生に、糖尿病薬剤師外来での具体的な取り組みやその成果、患者さんに関わる上で工夫されていることなどについてお話を伺いました。
- 地域連携 薬剤師 薬薬連携(神奈川県横浜市) コロナ禍でも薬薬連携において大きな進展を見せている地域がある。
今回は、薬薬連携のとり方やポリファーマシー対策、調剤過誤の防ぎ方について、病院、保険薬局、薬剤師会といったそれぞれの立場におられる薬剤師の先生方 からお話をうかがった。 - 地域連携 心不全 心不全地域多職種連携(東京都区西南部医療圏) 地域の特色に合わせた多職種連携の取り組みについて、カンファレンス立ち上げのきっかけや成果、課題、導入にあたってのポイントなどを中心にお話を伺いました。
- 聞くシリーズ 専門資格者の取り組み 『糖尿病療養指導士』の魅力 糖尿病専門クリニックで臨床検査技師と糖尿病療養指導士という2つの資格を活かして活躍される本橋先生に、糖尿病療養指導における役割ややりがい、多職種の関わりなどについてお話を伺いました。
- 知るシリーズ 心不全教育入院 心不全教育入院の取り組み 患者さんだけでなく関わったすべてのスタッフ、施設がWin-Winの関係になる「心不全教育入院」の取り組みについてお話を伺いました。
- 聞くシリーズ 専門資格者の取り組み 『管理栄養士』の魅力 糖尿病専門病院で管理栄養士として活躍される太田清美先生に、糖尿病療養指導を行ううえでの多職種の関わり、管理栄養士の役割ややりがい、地域連携や今後の課題などについてお話を伺いました。
- 聞くシリーズ 専門資格者の取り組み 『心不全療養指導士』の魅力 2021年度に新たに認定制度がスタートした「心不全療養指導士」の資格も取得して活躍されている武下先生に、心不全療養指導士の役割や魅力、心不全チームの活動、地域に根ざす取り組みについて幅広くお話を伺いました。
- 地域連携 薬剤師 薬薬連携(広島県広島市) 広島市民病院が中心となって進めている薬薬連携の現状や課題、今後の展望についてお話を伺いました。
- 地域連携 糖尿病 糖尿病地域医療連携(福岡県小郡・三井大刀洗地区) 医療従事者の疾患理解に重点をおいた多施設連携の構築と糖尿病連携コーティネートナースの役割についてお話を伺いました。
- 聞くシリーズ 専門資格者の取り組み 『心臓リハビリテーション指導士』の魅力 心臓リハビリテーション指導士として活躍される片野唆敏先生に、心臓リハビリテーションの意義や最前線での取り組み、多職種スタッフや地域との連携、そして循環器疾患に対する理学療法の魅力などについてお話をうかがいました。