Chapter3 コラランの作用機序
本動画ではコラランの作用機序をご紹介します。
コラランは新規作用機序を有する慢性心不全治療薬です。
洞結節において電気刺激が自発的に発生する自動能形成に関与する電流は、過分極活性化陽イオン電流、funny current(If)と呼ばれ、主にHCN4チャネルで形成されます。
コラランは、心臓のHCN4チャネルを阻害することにより、拡張期脱分極相における活動電位の立ち上がり時間を遅延させることで心拍数を減少します。
コラランは、慢性心不全治療薬として2018年10月末時点で、既に世界119の国と地域で承認されています。
作用機序についてご理解いただき、ぜひコラランを慢性心不全治療にお役立てください。
各薬剤の使用にあたっては添付文書をご確認ください。