◇ シェアード・ディシジョン・メイキング総論
ここ数年、医療の現場でシェアード・デシジョン・メイキング(以下「SDM」)という言葉を耳にするようになった。治療に関する意思決定の場面において、従来のインフォームド・コンセント(以下「IC」)とはどう違うのだろうか。SDMはICに取って代わるものなのか――。診療ガイドラインやヘルス・コミュニケーションなどの研究・教育に携わる京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野教授、中山健夫氏にSDMの本質、重要となる場面などについて聞いた。

注目のSDMが必要な状況とは

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