人々を健康行動に後押しする「ナッジ(nudge)理論」が注目を集めている。行動経済学で用いられる理論の1つで、これによって「人の行動を変える」ことができるとされる。ナッジとはどのような場面で、どのように使われるものか。医療の現場ではどのように役立つだろうか。国立がん研究センター健康増進科学研究室・室長として、ナッジ理論を用いてがん検診の受診率向上に挑んだ経験もある静岡社会健康医学大学院大学准教授、溝田友里氏にその使い方と効果などについて聞いた。
人々を健康行動に後押しする「ナッジ(nudge)理論」が注目を集めている。行動経済学で用いられる理論の1つで、これによって「人の行動を変える」ことができるとされる。ナッジとはどのような場面で、どのように使われるものか。医療の現場ではどのように役立つだろうか。国立がん研究センター健康増進科学研究室・室長として、ナッジ理論を用いてがん検診の受診率向上に挑んだ経験もある静岡社会健康医学大学院大学准教授、溝田友里氏にその使い方と効果などについて聞いた。