にわかには信じがたいかもしれないが、日本では医療に対する満足度が諸外国と比べて高くないという調査結果がある。どの医療機関にもフリーアクセスが可能で、国民皆保険により低廉な金額で医療が受けられる。客観的には、医療レベルは非常に高い。患者にいい医療を提供できているのだから、満足度は高いはずではないのか。なぜそのようなことが起こるのか、メディカルマーケティングに詳しい中央大学大学院戦略経営研究科教授、真野俊樹氏に、医療の質と患者の満足度、医療におけるマーケティング思想の役割と重要性、ITが医療に果たす役割などについて聞いた。

マーケティング思想とITで変わる医療の満足度

これより先のコンテンツは、弊社の医療用医薬品を適正にご使用いただくために国内の保険診療を行う医療機関にお勤めの方(医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師等)に提供することを目的として作成しております(歯科単科施設および一部の職種等によりご覧いただけない場合もございます)。 医療関係者以外の方への情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。