Q&A

フォシーガ

ご利用にあたっての注意

医療機関の先生方からよく寄せられる弊社製品に関する質問とその標準の回答をご紹介しています。
これらの内容は、製品の適正使用にあたっての参考情報です。
医薬品の使用は、個々の患者さんの状況に応じて、専門的知識を有する医療従事者にご判断いただくことを想定しております。
詳細内容のご確認は、弊社の医薬情報担当者(MR)またはくすり相談室までお問い合わせください。
なお、製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認ください。

用法・用量

 

投与タイミングについて、添付文書上、特に設定はありません。

食事の影響を受けないと考えられます。

低血糖を起こすおそれのある以下の患者又は状態への投与について注意喚起しています。
・栄養不良状態
・飢餓状態
・不規則な食事摂取
・食事摂取量の不足又は衰弱状態の患者

 

特定の患者背景

 

重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について注意喚起しています。

重度の腎機能障害のある患者又は透析中の末期腎不全患者では本剤の血糖降下作用が期待できないため、投与しないでください。

腎機能障害のある患者においては経過を十分に観察し、糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した場合は投与の中止を検討してください。

 

 

中等度の腎機能障害患者への投与について注意喚起しています。

投与の必要性を慎重に判断してください。

本剤の糖排泄効果は腎機能に依存するため、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した患者では、本剤の血糖降下作用が十分に得られない可能性があります。

腎機能障害のある患者においては経過を十分に観察し、糖尿病の血糖コントロール改善を目的として使用している患者においては、継続的にeGFRが45mL/min/1.73m2未満に低下した場合は投与の中止を検討してください。

 

 

重度の肝機能障害のある患者への投与について注意喚起しています。

重度の肝機能障害のある患者を対象とした臨床試験は実施していません。

軽度および中等度の肝機能障害患者への投与については注意喚起していません。

なお、肝機能障害患者への投与について用量調節の設定はありません。

 

 

小児への投与は適応外であり、お勧めしていません。

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していません。

 

 

高齢者への投与について注意喚起しています。

高齢者は脱水症状(口渇等)の認知が遅れるおそれがあります。

フォシーガ錠の利尿作用により脱水を起こすおそれがあり、脱水を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。

フォシーガ錠の利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあり、また、体液量が減少することがありますが、特に体液量減少を起こしやすい患者として高齢者について注意喚起しています。
脱水や糖尿病ケトアシドーシス、高浸透圧高血糖症候群、脳梗塞を含む血栓・塞栓症等の発現に注意してください。

 

 

重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について注意喚起しています。

投与の必要性を慎重に判断してください。
本剤では腎機能低下に伴う血中濃度の上昇が報告されています。
また、eGFRが25mL/min/1.73m2未満あるいは末期腎不全(ESRD)の患者を対象とした臨床試験は実施していません。

腎機能障害のある患者においては経過を十分に観察してください。

なお、腎機能障害患者への投与について用量調節の設定はありません。

 

 

中等度の腎機能障害患者への投与について、添付文書上、特に注意喚起していません。

本剤投与中に、血清クレアチニンの上昇又はeGFRの低下がみられることがあるので、腎機能を定期的に検査してください。
腎機能障害のある患者においては経過を十分に観察してください。

 

 

重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について注意喚起しています。

eGFRが25mL/min/1.73m2未満の患者では、投与の必要性を慎重に判断してください。
eGFRが25mL/min/1.73m2未満の患者では、本剤の腎保護作用が十分に得られない可能性があります。

また、本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがあります。

eGFRが25mL/min/1.73m2未満の患者を対象とした臨床試験は実施していません。
なお、重度の腎機能障害患者又は透析中の末期腎不全患者への投与について用量調節の設定はありません。

 

投与方法・調製方法

 

一包化(分包)は可能です。
一包化した後も適切に保存してください。

ただし、他剤との配合変化(一包化)について検討したデータはありません。

 

 

適応外であり、臨床での有効性、安全性、薬物動態等のデータがないため、お勧めしていません。

 

 

適応外であり、臨床での有効性、安全性、薬物動態等のデータがないため、お勧めしていません。

 

 

適応外であり、臨床での有効性、安全性、薬物動態等を検討したデータがないため、お勧めしていません。

 

その他

 

名称の由来は以下のとおりです。
患者のため、患者家族のため、医師のためをあらわす「for」と、inhibit glucose absorption(糖の吸収を阻害する)の頭文字「iga」を掛け合わせる(x)ことで、他の血糖降下薬にはない新たな作用であることを表現している。

 

詳細内容のご確認は弊社医薬情報担当者
(MR)またはくすり相談室まで
お問い合わせください。

小野薬品工業株式会社 くすり相談室
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